ITベンチャー企業の立ち上げ

IT業界は、技術力やアイディアさえあれば少人数の企業でも生き残っていけるため、一般的にベンチャー企業を立ち上げやすい業界だといわれている。しかし、世界と比較した場合に日本でIT事業を新しく始めるには、特有の困難が存在する。それは、言葉によるハンディだ。
IT業界において、小さな企業でもアイディアや戦略によって生き残っていける大きな理由の1つに、市場が巨大だという点が挙げられるだろう。ネットワーク技術の発達により、世界中にタイムラグなくアクセスできることでIT業界は世界中を強大なマーケットとすることが可能となった。そのため、国内のみでは利益が出せないサービスでも世界を相手にすることで運営していけるようになったのである。
しかし、それは英語を利用した場合だ。いくらIT技術によって世界と接続されていても、日本語のみのサービスを展開している場合にはその需要は国内に限られる。そのような場合、市場でライバルに勝つためには多くの資金が必要になり、ITベンチャー企業という強みを活かすことは困難になるだろう。また、需要の問題だけでなく、人材に関しても技術のある人間を国内のみから探さなければならないというデメリットも出てきてしまう。
日本でITベンチャー企業を成功させるためには、国内のみで十分な需要の見込めるサービスを始めるか、もしくは最初から世界のマーケットを想定し、国際的に通用するスキルを持った人材を集めるなど明確なビジネスプランが必要になるだろう。